ポルトガルななめ歩き
2003.04.18
●リスボン(1)● リスボン乗物天国

リスボン空港に着いたのは、現地時間AM9時すぎ。

とっても小さくて、国際空港と思えないほど。荷物を受取ってから100mくらいで「あれ?外に出ちゃった」

パリで入国審査やったからいいんだよね!?でもカバンの中に入国カードまだ入ってるんだけど、これどうするの…?

ま、いっか、と空港バスへ。出口のすぐそばから乗れて便利。車内で3days ticket (5.65ユーロ)を購入、これで3日間地下鉄以外の乗物に乗ることができる。

中心のロシオ広場までは約20分。
昼間に外国に着いたのは初めて。車内から辺りを見回して、なぜかイスタンブールを思い出した。勿論モスクは無いけれど、ビルの造りとか、壊れっぷりとか…
リスボンでも郊外は、かなりボロボロの建物も多い。


ロシオ駅。一見立派、中身は割りとがらんどう。

最初の宿はロシオ広場から歩いて数分の「ドゥアス・ナソンエス」。こっちの名前ってわかりにくい〜!

立地もいいし値段もそこそこ(40ユーロ)と思ったら、部屋に通されてまず気づいた。
「・・・なんか臭い」。
古い電車みたいなこもったニオイ。薄暗いし、他の部屋に変えてもらおうと思ったら、満室!復活祭の休日でスペイン人やイタリア人が大挙して訪れているのだ〜!

言っておきますが、復活祭のリスボン、な〜〜〜んもやってません!。観光客向けのレストラン等はやってるけど、一番の見所・ジェロニモス修道院さえ聖日曜はチャペル以外閉まってる。
短期旅行の方、GWにポルトガルを訪れるのは考えものだよ…

さてじゃあ一体何を楽しんだらよいのか。しかもそれを知ってて何で「乗物3日券」なんか買ったのか。
お答えしましょう、実際使ってみてわかった、「リスボン観光のメインは乗物に乗ること」です!!!

ガイドブックには美術館等も多く載っているけど、私も絵を描くわりには街歩きのほうが好き。そんなワタシやアナタにぴったりな(?)リスボンの乗物たち!市電が一番面白いんだけどね。

特にアルファマ地区などを巡る28番が距離も長くて楽しめる。(アルファマだけの12番もあるらしいけど乗ってない。)
狭くて急な坂道を、ガリガリ、ゴロゴロ、ギュイーン!と走る走る。車体もレトロで路面も石畳なので、とにかくきしむ!

おまけに時々車にでくわして、車が車庫入れのごとく切り返してたり、市電自体が車輪に何か物はさんでゴリゴリって止まっちゃったり!
もー、アメリカ人大喜び、イタロ大喜び。何回も乗っちゃった。

ちなみにベレン地区に行くのは新型車両が多いみたい。こちらも気分爽快。

カフェ・ブラジレイラ(後述)の地下で3時頃遅めのランチのあともひたすら散歩。

名物「サンタジュスタのエレベーター」にも3日券で乗れる。ディズニーランドにありそうな古いデザインで昇って降りるだけ(←2003年当時)ではあるけど面白い。


こう見えてエレベーター。
最上部にはカフェもある。

街をひたすら歩いて思ったけど、なんだか「プラモデルで作った」みたい。「ぷりっ」とした可愛らしい印象なのは建物のせい?それとも旧式の路面電車のせい?

自分でも不思議なのが「今日来たとは思えん!」
と言っても、退屈ってわけじゃなく、心にくるものがいたって普通で心地よい。逆にいけるのかも?リスボン・・・。

●今日のお食事●


有名なカフェ・ブラジレイラ。でも飲物の味は「?」。


カルネ・デ・ポルコ・アレンテジャーナ。

写真はカフェ・ブラジレイラ地下で食べた「アレンテジャーナ」。アレンテージョとは地方の名前で、そこの料理。あとでその地方を訪れるので、そこで食べればいいんだけど、なんとなく〜。ワインはあえて白。これもなんとなく〜。ポルトガルって「肉には赤!」とか決まってなくて、好みで選んでOK。肉料理がヘビーな時、ヴィーニョ・ヴェルデ(発泡性白ワイン)頼んだりできて、胃もたれには好都合かも。でもなぜか「イワシには赤!」だそ〜です。
 

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