ポルトガルななめ歩き
2003.05.08
●バルセロス●雄鶏伝説の町

雄鶏伝説の町、バルセロスに行く。私にとっては憧れの粘土人形職人のオバちゃんのいる町でもある。私も元々そういう人形や陶器の生産地に生まれたのだったらどんなにかいいのになあ〜。今日は木曜日、ちょうど大きな市の立つ日だ。

ポルト・サンベント駅から普通列車で1時間、バルセロスに到着。あら?思ったより普通に「町」なのね。てっきりルドンド並かと思っていた。マンションが立ち並ぶ新市街を真っすぐ10分程歩くと、ようやく市が立っている広場にたどり着いた。

さすがににぎやか!でも一番にぎわっているのは食品関係、次が衣料品。陶器の所なんてほとんど人がいない〜!それに憧れのオバちゃんの人形は見当たらない。ガロ(雄鶏の置物)はいっぱいあるけど。


ガロさん達。カワイイ。

市を一通りひやかした後、旧市街に歩いていくと民族衣装を来た子供達が屋台を出していた。今日がお祭りの日なのかなあ?年に一度、特に大きな市の日があるらしいのよ。でもなんだか屋台出す位置がバラバラ〜。日本って屋台とかも整然と出されてるのね、って改めて知ったわ・・・。

試しに屋台で豆と肉の煮込み?を頼んでみた。なんと1.5ユーロ!しかも旨い!やっぱり家庭料理みたいなもんが一番美味しいのね。けど「に、肉に、毛が生えてます・・・」すげ〜。


これがその煮込み料理。ワインもあるでよ。

その後町内を散歩すると、小さいながら陶芸美術館もあった。やっとそこで、私が尊敬するバーちゃんの物らしい作品が!似た作風の人が2人いるけど名字が一緒だ。家族なのかなあ?やっぱりいいなあ・・・こういうの作って生活したいなあ。なんで世の中、自然とこういうとこに生まれつく人と、やりたくてもなかなか縁がない人がいるのかしら〜???

美術館を出て「石の教会」等を見学、見晴らしもいいし結構いい町だと思うな、バルセロス。確かに市の日以外はあまり見所がないかもしれないけど、木曜を挟めば一泊しても楽しめる気がする。まあ私みたいに呑気&工芸に興味がある人以外はどうかわからないけどね。

 

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