ポルトガルななめ歩き
2003.05.14
●リスボン●ロカ岬


ここに地果て、海始まる

ユーラシアの東の果ても知らんのじゃ、何も西だけ見ることないわい〜と思っていたけど、結局行ってしまいました「カボ・ダ・ロカ(ロカ岬)」。

リスボンからの行き方は2通りある。
・リスボンから電車でシントラに行き、バスでロカ岬へ。
・リスボンから電車でカスカイスに行き、バスでロカ岬へ。
シントラへ行った日の大雨を思い出して、なんとなくそっち周りはパス。海辺の町カスカイス周りを選んだ。

でも相変わらず順調には事が進まないのね〜。電車でカスカイスまでは順調だったけど、バスターミナルの位置がわからない。インフォメーションで教えられたのはターミナルじゃなくバス停。でもそこへ行ってもバス停自体存在しない!近くの爺さんに聞いても全然違う行き先のバスを教えられる。結局、若者つかまえて聞いたらやっと正解にたどり着いた。やっぱ年寄りに道きいちゃイカーン!

結局ターミナルは、歩き方の地図と位置はだいたい合ってたんだけど、ガラス張りの建物の地下にあったのよ。目立つ標識等は無し。これじゃ気がつかないよ〜ん。。。

ようやく一路ロカ岬へ。路線バスなので地元の人がどんどん乗り込んでくる。「西の果て」なんて言うから、誰も住んでない断崖絶壁とか走るのかと思ってたんだけど、周りは普通の町並。徐々に辺りは海沿いの高台となる。ちょっとカプリのバスに乗った時を思い出させるような風景だ。眼下に広がる海はセルリアンブルーのような、少し黄色みがかった優しい青。場所によっては木々が全て風下に傾斜して生えている。相当風が強く吹くみたい。

気持ち良く走ること30分程、ロカ岬インフォメーション前に到着〜。岬のはずれの小さな建物で付近にはレストランと赤い屋根の小さな灯台があるだけ。

足元には可愛らしい花がたくさん咲いている。なんだか妙にニセモノみたいな花。冬に来たら「最果て」って印象かもしれないけど、5月のロカ岬は花いっぱいの野原に囲まれた、のどかな場所だった。


赤い屋根の可愛い灯台

しかし、ものすごい強風!!いつもこんな風なのかなあ?デジカメで自分の写真撮って確認してみると、髪がボーボー!ヘビ女状態じゃ。まとめられる長さの人は結んできた方がいいかもね。じゃないとヤマンバみたいな写真ばっかになっちゃうよ〜。

特に何があるというわけではないけれど、この海を見てると確かに船出したくなる。よくもまあ、日本まできたものだ、ポル人よ。しかしアンタら人の国来て「発見した」はなんじゃ〜。今、大国なんだったらそれもまあ良いけど、こんな狭い領土のクセして・・・あ、最果てまで来てボヤキが酷くなりました。とにかく時間があったら、ここで遠くに思いをはせるのも良いかもね。
 

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