ポルトガルななめ歩き 2003.04.28
●ルドンド(1)● 羊と話そう?ルドンド

今日は旅の目玉第2弾のルドンドに行く日。発音的には「レドンド」の方が近いのかな?エヴォラから一時間ほどで行ける小さな陶芸の町。この町の陶器工房で絵付けさせてもらう予定なのよ。しかし肝心の日に雨・・・。でも荷物はエヴォラに置いて、とりあえず日帰りだからさほど大変ではない。

バスターミナルはリスボンからエヴォラに来たのと同様の場所。エヴォラ〜ルドンド間の料金は急行で5.7ユーロ、普通で2.6ユーロ。でも大して到着時間変わらなかったりする〜。

なだらかな丘陵を越えてバスは走る。運転手さんは聞いてもいないのに帰りのバスの時間を教えてくれるし、車中はいかにものどかな雰囲気。紫や黄色、白の花畑が緑の中にまじる。夏はひまわり畑になるらしい。そんな時期にも来てみたいなあ。

幸せそうに草を食む牛や馬を見ながら、ルドンドに到着。小さな「よろず屋」みたいな所で降ろされる。帰りの切符はここで買うみたい。イタリアで言ったらタバッキで買うようなもん?帰りのバスも店の前に停車するらしい。とりあえず広場の方へ出てみたが・・・ここってどこ!?


雨・・・人がほとんどいな〜い!

「歩き方」に町の地図は載ってなかったので、その辺のおっちゃんにインフォメーションの住所を見せ、「オンデ?(どこ?)」と聞いてみるが、なぜか誰も知らない!結局目立った建物の中に入って、数人に聞いたら地図が出てきた。その建物が市役所らしいんだけど未だハッキリしたことわからず〜!

しかしそれにも目的の工房は書いてなくて、再びその辺の人に工房名伝えて聞きまくり。ようやく念願の工房に着いた頃にはもうヘトヘト。

工房には男の人が一人出入りしていた。私のことはコンセィサォンさんという人に連絡がいっているはずなので、「ボア タルデ!セニョーラ・コンセィサォン?」とだけ言って室内を指さしてみた。
でも男性は「ナォン、うんちゃらべっちゃら・・・」と言う。ナォン=Noだ。結局30分くらいの筆談!!によると
「彼女はエストレモスに行っていていない」
らしい。えええーーー!連絡したやんか〜!こ、こういうもんなのかしら、ポルトガル〜。。。

明日は来るよ、という言葉を信じ、「じゃあ明日」とだけ伝えて仕方なく去る。ああ、なんてこったい。まあめげていても仕方ない。ならば土地カンを作っておこうとひたすら散歩を始める。

小さな教会、小さな城壁。そして一緒に休んでいる猫とニワトリ。。。
羊のいる柵をのぞいていたら、小羊が一匹よってきた。草をあげてみたけど食べない。かわりに指を出してみたら吸い付いてちゅうちゅう吸う。まだおっぱい欲しいのね〜。すんごくカワイイ。

羊と遊んで、あとはひたすら散歩。なんにもないけど楽しかった。さて、明日は本当に絵付け・・・できるの?
 

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