ポルトガルななめ歩き 2003.04.30
●ルドンド(3)● 工房2日目

朝10時頃工房へ行った。今日は何描こうかな〜?ジュデッテさんに聞くと、工房の奥の棚を見せてくれた。そこには素焼きに釉薬をかけた状態のお皿や壺がいっぱい。いろいろ見てると、おっ!お魚型の皿があるじゃん!これにしようっと。(これはhiroさんにお買い上げ頂きました。Thanks!)

さっそく席に持っていって即絵付け。特に何の決まりごともないので、お花と鳥を描いちゃおう。魚の背中に鳥!?いいのだ。背中に弁天様しょってる人間もいるではないか。


製作途中でごわす。

今日はもう2日目で慣れてるので、すぐ描き終えてしまった。お魚は描ける状態の物がもう無いらしい。残念〜。しかし「こけし」型のを発見!ワイン入れらしいけど、ちょっとこれは小ぶり。ちょうど2つあったので夫婦にしよう。女の子の方を作り終えた所で時間切れ。また午後ね〜。

午後、工房に行く前に宿のおっちゃんにもう1泊することを伝える。おっちゃんは「サイ?」って何回も言うのだが。。。「サイ」ってなんじゃ?結局15分くらいかかってとりあえず意志は伝わった。が、おっちゃんは宿のノートにデカデカと「シネーゼ(中国人)」と書き込んだのだった・・・。

買物など用事をすませて、4時にまた工房へ。なぜか今日は昨日にも増して人が多い〜!メガネの女の子ベラPART2と金髪美人。おお!?ポルトガルにもこのような美女が?と思ったらルーマニア人だった・・・。彼女はおそらく出稼ぎで来てると思うんだけど。

「こけしのダンナ」と中皿をもう1枚製作。お皿には農民の絵を描いた。おっちゃんが羊の毛を刈ってるとこ。これも描いてみたかったのよね〜。でもイタロ顔にしたら全然ポルトガルっぽくなくなっちゃった。当然か?

しかし工房、人口密度高すぎ!常にサォンの次男・2歳のウーゴ・ニコがちょろちょろしたり大泣きしたり。しかも粘土まみれのミニカー平気でしゃぶってる!日本の子供とは鍛えられ方が違う?でも毎日家族でわいわいにぎやかにおしゃべりしながら仕事、なんだかいいなあ〜。けどもしかするとムコ達は肩身が狭いのかも?

残念ながら焼成のスケジュールや予算を考えると、今日までしか絵付けができない。。。うーん短すぎるなあ〜。仕上がりは来週になってしまうので、またその時、余裕ができそうならもう少し作品を作るかどうか考えようっと。
 

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