ポルトガルななめ歩き
2003.05.01
●ルドンド(4)● のどかにお散歩

いい天気。今日は祭日で工房はお休みだし、ルドンドを散歩することに。町の外には素朴な陶器の絵そのままの風景が広がっており、うれしくてどんどん歩いてしまう。

時間とともにだんだん暑くなってきて、時折木陰で休憩。カランコロンという羊の首に下げられた鈴の音や、犬の鳴き声などが、姿は見えないのに遠くから聞こえてくる。虫の羽音もすぐそばでぶんぶんうなりをあげるけど、不思議と気にならない。東京で聞いたらうるさいだけなのに。


道の真ん中で鼻歌うたっちゃう?

足元を見れば、日本とは違う花がいろいろ咲いている。特に感じるのはブルー系の花が多いこと。時間もあるし、見ているだけではもったいないのでスケッチしてしまった。その最中にもアリが行列していたり、ダンゴ虫がはい出てきたり、生き物の気配がそこら中に充ち満ちているので思わずキョロキョロしてしまう。


道端の草花にもこんなに勢いがあるよ

長いこと田園地帯をふらふらして町中へ戻ると、なんだかいつもよりかえって人が多い・・・。祝日で店が全部閉まる非常事態を想定して、食料も買っておいたのに!もしや普段遠くにいる家族や親戚一同が戻ってきているのか!?しかし若者が多いと、よけいに「シネーゼ!?」という好奇の視線を浴びてしまうので、ちょっと歩きにくいのよね〜ん!

ちょっと宿で休憩しては、また別の方向へと散歩。でも「もう写真はいいか〜」とカメラを置いてきた時に限って、羊の群れや(アホなのでからかうと面白い〜!)馬に草食べさせてるおじさんに出会ったりするのよね〜。まあ絵付けのデザインにする時は、写実的になんか描かないからいいんだけど。

でもこの町は見れば見るほど本当にきれいで、かわいらしい、愛すべき町だ。う〜ん、ここに住んで本格的に陶芸。。。それもいいかな?でも住むとなるとやっぱアゼィタォン辺りまでが限界か?

 

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